皆様、こんにちは。
9月に入って、昼間はまだ暑いですが、だんだん秋らしくなってきましたね。
さて、9月25日にひたちなか市にある「バイオパワー勝田 木質バイオマス発電所」の視察に
行ってきました。
そもそも「バイオマス」って何のことだか知っていますか?
「バイオマス」というのは、動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことです。
代表的な物は、木屑、もみがらバガス(さとうきび)、コーンのかすなど…があります。
バイオパワー勝田では、いらなくなった木屑や、家を解体した時に出た廃材を利用しています。
関連会社である勝田環境によって回収されたこの木屑チップを燃焼して、
出てきた水蒸気でタービンを回して、電気を作っているそうです。
バイオパワー勝田は、年間発電量約4,990Kwのうち、工場内動力使用量は約690Kw。
残り4,300Kwを販売しているそうです。
いらないものを利用して、電気を作る!とても地球環境にやさしいですね。
これは木屑チップを一時貯留するところです。
一日約150トンの木屑がトラックによって運ばれてきます。
ここから、木屑をボイラーに定量供給します。
写真の右側の方は、家を解体した時に出た木屑です。水分が入っているので、
色が黒っぽいのがわかりますか?
左側は細かくした木の枝です、乾燥しているので、色が白っぽいです。
二つの木屑をうまく混ぜながら燃料層に運びます。
ボイラーへ供給する際には、フィルターで木屑に入っているくぎ、砂などを取り除きます。
とても賢い装置だと思いました!
この日、幸運にもバイオマス発電所の頂上に登り、
燃焼している様子を覗くことができました。
とても熱いので、ふたをいつも閉めているそうです。
このようなバイオパワー勝田、皆様も是非見に行ってくださいね。