茨城県次世代エネルギーパーク推奨協議会

スタッフ見学日記

8月20日「バイオマスと霧箱工作コース」を実施しました!

皆さま、こんにちは。

次世代エネルギーパーク推進協議会では、8月20日(木)毎年恒例の夏休み親子見学会を実施。

今年はコロナ感染拡大防止のため、通常の半数で実施しました。

当日の朝、県内23名親子が土浦駅にご集合し貸し切り大型バスで出発。

車内で、バスガイドさんがクイズやビンゴゲームをやっていただき、

みんなで盛り上がり、あっという間にひたちなか市にある「北越コーポレーション㈱」勝田工場に到着しました。

当日、ご案内下さったのは、エネルギーパークでお世話になったいるこちらの素敵な方です。

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まず、製紙工場の紹介を映像で見ていただきました。

関東エリアでスーパーなどの施設から回収した新聞や雑誌などの古紙が、

ほとんどこちらに集められてくるそうです。

こちらで脱塵や脱墨など様々な工程を経て紙の原材料として生まれ変わります。

脱墨しきれなかった灰色の原材料で作った紙は、厚板紙の中間層に使われるそうです。

 

頂いた真っ白な6層板紙サンプルをめくって検証してみました...

中間層はほんとにネズミ色の紙が挟まれていました!!!

古紙を再利用によって新たな商品に生まれ、

様々な場所で使われていることを知り、資源循環の大切さを実感していただきました。

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映像を見た後、本日目当てのバイオマス発電所を見学。

ヘルメット、手袋、イヤホンを装備し、バスで構内を移動。

製紙工程で出た廃材「ペーパースラッジ」をバイオマス燃料として使われているので、

実際発電の仕組みをご案内いただきました。

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その他、お家を解体の際に出た木質チップもバイオマス燃料として使われているようです。

下の写真はトラックで集まってきた木質チップです。

磁石で釘を取り、ごみを除いてから使われます。

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窓越しにコントロール室を見学させていただきました。

せっかくなので、階段に登ってボイル室もちょっと覗きました。

ボイル室に入っても外気温とほぼ変わらず、まったく暑さが感じられませんでした(汗)

バイオマス発電はこの工場で使用されている電気の半分を賄っているそうです。

 

発電所見学終了後、部屋に戻り、

大きな板紙を使って、絵を描いたり飛行機や鶴など折り紙で遊んでいただきました。

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北越を後にして、ファッションクルーズひたちなかで自由昼食後、

午後は、原子力科学館に行きました。

3密を避けるために2チームに分けることに。

まず、霧箱工作実験教室では、宇宙から注ぐ放射線ってどんなものかを勉強し、

普段、目に見えない放射線が見られる魔法の霧箱を作っていただきました。

この魔法の箱の中は、ドライアイスで冷やされた時に、

空気の中を通った放射線の軌道が見える仕組みになっています。

講師やスタッフにご指導いただきながら、皆さんが放射線が見事に見られました!

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工作後、別館で展示されている放射線を利用して作られた製品について、説明を聞きました。

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こちらは、放射線利用してがん検査で使われるPET検査装置の模型です。

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この写真は筑波大学附属病院で使われている陽子線がん治療装置の模型。

陽子線がん治療は、外科手術、化学療法、放射線療法、

がんの三大治療の中に放射線治療の一つです。

放射線がすごく怖いものですが、正しく使えばすごく役に立つものですね。

 

夏休みは親子で環境をテーマに取り組んでいただき、充実した1日を過ごしていただけたかと思います。

今後も、コロナ対策を講じた上で、楽しく充実したイベントを開催したいと考えております。

また、皆さまのご参加をお待ちしております♪

 

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