年度末バタバタしていたので、3月26日(水)に実施した子供見学会報告は遅れてしまいしまいました。
今回のテーマですが・・・
「地球温暖化」って学校で聞いたことがあるな、新聞やニュースが話題にしているけど・・・どういうことなの?と思っている子供達にこのツアーを企画しました。
皆様朝早く、水戸駅に集まっていただき、県北エリアにある次世代エネルギーパーク2つ施設の見学及び理科実験教室を行いました。
まずは、「大洗わくわく科学館」に到着。
「大洗わくわく科学館」は海をテーマにした科学館で建物は船の形をしています。
1階は海底、2階は海上をテーマとして、海で起こっているいろいろな不思議な現象を実験装置を使って学べます。
遊びながら海の不思議さを体験できました。
あっと言う間に自由見学時間が終わり、
本日のメインイベント「地球を救おう!~-二酸化炭素の不思議~」
三澤先生による実験教室です。
地球温暖化の問題、二酸化炭素ってどんなものか?先生がスクリーンを使って説明しています。
ドライアイスを使って、いろいろな実験をしていただきました。
シャボン玉はどうして浮くのか?ローソクはどうして下に消えていくのか?・・・
など・・・
最後はドライアイスホッケーです。
なぜドライアイスでエアホッケーが出来るのか知っていますか?
実はドライアイスは二酸化炭素気体を固めたもので、溶けるとコートと固まりの間に
二酸化炭素が吹き出して、ちょうど浮いたようになります。
つまり、ものとものの間に、空気や二酸化炭素のような気体が入るとすべりが良くなるのです!
なるほど~
実験、観察を通して、二酸化炭素の性質についてわかってくれましたか?
昼食後、那珂核融合研究所を見学。
那珂核融合研究所は、太陽と同じ核融合エネルギーの地上での実現に向けて様々な研究を行っています。
核融合って難しいテーマですけど、
専門スタッフがとってもわかり易く説明してくださいました。
核融合では二酸化炭素や窒素酸化物などは発生しないため、地球環境にやさしいクリーンなエネルギーです。
実現できたら、枯れないエネルギー資源を手に入れることができるそうです。
現在、日本や欧州などの国が世界規模で研究を進めています。
この核融合研究所で行っているいろいろな研究説明を聞き、
また、実験も見せてくださいました。
液体窒素実験。
人工ダイヤモンド氷切を体験していただきました。
最後はプラズマを閉じ込めるための大迫力の磁気を発生するコイルも見学しました。
残念ですが、当日曇りのため、太陽観察は断念しましたが・・・
研究所のスタッフが望遠鏡を用意してくださって、観察の様子を見せていただきました。
いろいろな実験や体験を通して、充実した1日を過ごさせて頂きました。
これをきっかけに、ちびっ子たちは理科が好きになって、大きくなったら核融合研究をしていることを密かに夢をみています♪